受け取った側のためのガイド
電子契約の署名依頼が届いたら
取引先から「電子契約の署名依頼」メールが届いたら、やることはシンプルです。メール内のリンクを開き、ブラウザで契約内容を確認して、合意ボタンを押すだけ。多くの電子契約サービスでは、受け取る側にアカウント登録は不要で、費用も一切かかりません。この記事では、届いたメールが本物かを確認するポイントと、署名完了までの流れ、署名後の控えの扱いまでを順番に解説します。
最終更新:2026-07-02/執筆:planSign 編集部(株式会社plan8)
署名依頼メールが届いたら何をすればいい?
メール内のリンクを開き、表示された契約書の内容を確認して、合意ボタンを押す。これだけで手続きは完了します。特別なソフトのインストールも、アカウント登録も、多くのサービスで必要ありません。
電子契約とは、紙の契約書に印鑑を押す代わりに、インターネット上で契約書のデータに合意して契約を結ぶ仕組みのことです。送信者(契約書を用意した側)が電子契約サービスから署名依頼を送ると、受け取った側にはサービス経由でメールが届きます。受け取った側の作業は、おおまかに次の3つです。
- メール内のリンクを開く(パソコンでもスマートフォンでも、ブラウザがあれば手続きできます)
- 契約書の内容を画面上で確認する(紙の契約書を読むのと同じように、条文や金額をチェック)
- 指定された欄を入力し、合意ボタンを押す
所要時間は、契約書を読む時間を除けば数分程度です。ただし、押す前に必ず「このメールは本物か」「内容に問題はないか」を確認しましょう。次の章から順に見ていきます。
届いたメールは本物?確認したい3つのポイント
確認すべきは「差出人」「あて名」「心当たり」の3点です。ひとつでも不審な点があれば、リンクを開く前に、送信者本人へ電話など別の手段で確認するのが安全です。
ポイント1:差出人(送信元)を確認する
正規の署名依頼は、クラウドサイン・GMOサイン・freeeサイン・planSign(プランサイン)といった電子契約サービスのシステムから送られてきます。メールの差出人アドレスのドメイン(@より後ろの部分)が、そのサービスの公式サイトのドメインと一致しているかを確認しましょう。サービス名で検索して公式サイトと見比べれば、数十秒で確認できます。
ポイント2:あて名と宛先を確認する
本文にあなたの氏名や会社名が正しく書かれているか、依頼者(取引先の担当者名や会社名)が明記されているかを見ます。あて名がない、日本語が不自然、誰から届いたのか分からない、といったメールは注意が必要です。
ポイント3:契約に心当たりがあるかを確認する
商談や打ち合わせの流れで「契約書は電子で送ります」と聞いていたか、そもそもその相手と契約する予定があったかを思い出してください。まったく心当たりのない署名依頼は、リンクを開かず、削除するか相手に直接確認しましょう。
お金に関する情報を求められたら中止を
電子契約の署名手続きで、受け取る側がクレジットカード番号・銀行口座の暗証番号・ネットバンキングのパスワードなどを入力することはありません。もし求められたら、正規の署名依頼ではない可能性が高いため、入力せずに中止し、送信者に確認してください。署名までの流れは?(planSignの場合)
planSignの場合、メールのリンクを開いてから完了まで4ステップです。受け取る側はアカウント登録が不要で、ブラウザだけで手続きが終わります。他社のサービスでも、大きな流れはほぼ同じです。
- ステップ1:届いたメール内のリンクを開く(ブラウザで契約書の画面が表示されます)
- ステップ2:契約書PDFの内容を画面上で確認する(すべてのページに目を通しましょう)
- ステップ3:送信者が指定した入力欄(氏名など)やチェック欄を記入する
- ステップ4:内容に同意して確認を完了する(これで手続きは終わりです)
合意ボタンを押した時点で、あなたの合意がサービスに記録されます。planSignでは、誰が・いつ・どこから合意したかが記録として残り、締結後の契約書は改ざんがないことを確認できる形で保管されます。「押印の代わりに、合意の記録が証拠として残る」とイメージすると分かりやすいでしょう。
受け取る側に費用はかかる?
かかりません。電子契約サービスの利用料は送信側(契約書を送る側)が負担する仕組みで、受け取って署名するだけなら無料というのが一般的です。planSignも、受け取る側は完全に無料です。
たとえばplanSignの場合、費用を負担しているのは送信側で、月額1,980円(税込)の定額です。受け取る側には、利用料の請求もアカウント登録の案内もありません。「署名したら料金を請求されるのでは」という心配は不要です。
自分が送る側になったら
今回は受け取る側でも、次は自社から契約書を送る場面があるかもしれません。planSignは月額1,980円(税込)で送信件数無制限、最初の1契約は無料で試せます。受け取った側として使い勝手を体験してから、送る側として検討するのも一つの方法です。署名した後の控えはどうなる?
締結が完了すると、双方が締結済みの契約書PDFを受け取れるのが一般的です。受け取ったPDFは、メールごと残すだけでなく、自社(自分)の保管場所にも保存しておきましょう。
planSignで締結した契約書には、誰が・いつ合意したかを記録した合意締結証明書が付き、タイムスタンプとハッシュ値(データの指紋のようなもの)によって、後から改ざんされていないことを確認できます。紙の契約書の「原本を大切に保管する」のと同じ感覚で、締結済みPDFを保存してください。
事業者の方は電子帳簿保存法にも注意
法人や個人事業主が電子データで契約書を受け取った場合、電子帳簿保存法により、その契約書は電子データのまま保存することが求められます。受け取る側にも保存のルールが関係する点は覚えておきましょう。詳しい要件は国税庁の案内や税理士にご確認ください。不安なとき・違和感があるときは?
迷ったら、メールに返信するのではなく、電話や普段の連絡手段で送信者本人に「電子契約の署名依頼を送りましたか」と確認するのが確実です。期限を急かされても、その場で判断する必要はありません。
- メール以外の手段(電話・普段のチャットなど)で、送信者本人に依頼の事実を確認する
- 契約内容に不明点や修正してほしい箇所があれば、合意ボタンを押す前に送信者へ連絡する
- リンクの有効期限が切れていたら、送信者に再送を依頼する
- 電子での締結にどうしても不安があれば、紙での契約に変更できないか相談する(契約方式は双方の合意で決められます)
電子契約は、正しく使えば紙の契約と同じように証拠が残る仕組みです。仕組みそのものへの理解を深めたい方は、下の関連記事もあわせてご覧ください。
よくある質問
署名依頼が届いたら、必ず電子契約で締結しないといけませんか?+
いいえ。契約をどの方式で結ぶかは双方の合意で決めるものです。紙での締結を希望する場合は、合意ボタンを押す前に送信者へ相談してください。
契約内容に修正してほしい箇所があります。どうすればいいですか?+
合意ボタンを押す前に、送信者へ連絡して修正を依頼してください。合意前であれば契約は成立していないため、修正した契約書を再送してもらってから署名すれば問題ありません。
間違えて合意ボタンを押してしまいました。取り消せますか?+
まずはすぐに送信者へ連絡してください。締結後の契約は、サービス上の操作だけで一方的に取り消すことは基本的にできませんが、双方が合意すれば解約(合意解除)できます。
メールのリンクの有効期限が切れていました。どうすればいいですか?+
送信者に連絡して、署名依頼を再送してもらってください。有効期限は不正アクセスを防ぐための仕組みなので、期限切れ自体は珍しいことではありません。
スマートフォンだけでも署名できますか?+
多くの電子契約サービスはブラウザで手続きが完結します。planSignも受け取る側はブラウザから合意できるため、スマートフォンでも手続きできます。
署名すると、勝手にアカウントが作られたり料金を請求されたりしませんか?+
いいえ。planSignでは受け取る側のアカウント登録は不要で、費用も一切かかりません。費用を負担するのは契約書を送る側です。
